ベンチャー志望のヤツがよく言う「成長」って一体なんだ?

photo by flickr

企業を選ぶときに、良く言われるのが「大企業か、ベンチャー企業か」ってトピック。色々な人が、「ぼくが大企業を蹴って、ベンチャーに来た3つの理由」なんていうつまらないブログを毎年書いていることからしても、それだけ需要のあるトピックなんでしょうね。そもそも、これを考える人はまず「あなたはどちらかを選べる立場にあるんですか?」っていう根本の問いをぶつけてやりたいと思いますが、まあそのトピックにけっこう関心がある層っていうのは、就活生の中でも割と強者の人が多いので、そこらへんは大丈夫でしょう。

でね、別にここで、どちらかがいいかってことを書きたいわけでなく、ベンチャーでよく言われる”成長”ってことについて書きたいと思うんです。よくベンチャー企業に入りたいという人の志望理由が「成長したい」なんですね。わからなくはないんですよ。別に将来成し遂げたいことがあってもなくても、とりあえず人より上に行きたい・10年後食いっぱぐれない人材になりたいっていう心情があって、そのために成長したい、と。ベンチャー企業もそれを良く知っていて、「うちに来れば圧倒的成長できるよ。」とか言うわけですよ。「圧倒的って笑。もっと1000万円稼げるだとか具体的に言えよ!カイジのパクリか?」

f:id:headjumper04:20140714092639j:plain

まあ、会社としては成長ってのが何なのか定義しきれていないので、とりあえず凄そうな形容詞を付けて、カッコよく誤魔化すしかないんだろうと思います。オブラートに包んでおけば、成長したくない人はあんまりいないので、誰しもの心の琴線に触れるわけですし。ただ、ぼくはこの成長、成長ばかり言うっていうのは思考停止を招く危険なものじゃないかと思います。だって成長という言葉には人それぞればらばらなイメージがあって、人によって全然違う意味を持つものです。例えば、会社にとっては”成長=稼げる人材になる”で考えていて、就活生は”成長=人間的な魅力を得る”だとしたら、「成長」という点ではマッチしているかのように見えても、大きなミスマッチが起こってしまいます。これじゃあ3年を待たずして人が辞めちゃいますよ。

だから、ぼくは成長ってワードを使うなら会社も就活生も”成長”ってワードをきちんと定義しておく必要があると思うんです。就活生だったら、まず自分にとっての成長を具体的に定義してみて、行きたい会社の説明会で会った人事の人に「御社では、成長をどういう風に捉えていますか?」って聞けばいいし、会社側ももし成長をウリにするなら、説明会できちんと説明したり、面接で就活生に具体的に「どんな成長がしたいのか?成長をどう捉えているか?」を聞いてみる。そうすれば、”成長”っていう一つの軸ではミスマッチが起こらなくなるはずです。

「成長したい」って言っていうのは、よくよく考えてみるとほんとよくわからない言葉です。就活生が何の自分なりの定義もないまま面接に向かって、人事の人に「えっ!君、まだ身長伸ばしたいの?ごめん、ウチではそんなことやってないんだ・・・」って言われるのがオチです(※かなりの圧迫面接の場合w)。

なので、もし就活とかで成長という言葉をもし使いたいのならば、もう一つ細かいレベルで「自分の使っている成長っていうのはどういうことなのか」は定義しておかないといけないなーと思うのです。

 
 

トップへ戻る