『デイリーポータルZ』編集長が教えるゆるゆるな仕事術

会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話

あなたは「デイリーポータルZ」というウェブサイトを知っていますか?

知らない人はこんなブログ読んでないで、とりあえずこのリンクから「デイリーポータルZ」へ離脱してもらいたいのですが、一言で言うと「バカみたいに面白いことを大真面目にやっているWebメディア」といった感じでしょうか。

実際に記事を見てもらったほうがわかりやすいですね↓

まあタイトルだけで、ネタ系のサイトなんだなってわかっていただけると思います。

さて、そんなデイリーポータルZの編集長が仕事術やメディアの運営方法などを書いた本が会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話 (扶桑社文庫)』です。

もろにビリギャルの原作タイトルをパクっている感じで、中身もけっこうユルユルです。とは言え、なかなか面白い仕事術のメソッドがいくつかあったので、第一章の『憂鬱なプレゼンを乗り切る』から勉強になりそうなプレゼン術・仕事術を紹介したいと思います。

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「かっこいいビジネス用語」を駆使する

著書の林さんがいちばん緊張するのは社内のプレゼンテーションだそうです。というのも、社内では「デイリーポータルZ」の企画アイデアを説明するために、どんなおかしなことももっともらしく説明しなければならないからだそう。

そこで、編み出されたのが「ビジネス用語集」。使い方は簡単、左側の言いたい言葉を右側の言葉に変換するだけで、あら不思議。なんだかデキるビジネスマンのように変わることができるんです。例をあげると、

  • 新しもの好き   → アーリーアダプター
  • いっしょにやる   → シナジーの創出
  • 「うん」と言う   → アグリー
  • 変わったことをする → 差別化
  • 頑張ります     → PDCAを回す

などなど。本書にはこの用語集がざっと100くらい収録されています。2003年に一度少ないボリュームで記事化されているので、興味がある人はのぞいてみてください。

「もっともらしいビジネス枕詞」を駆使する

枕詞というのは特に意味はないけど言葉の響きだけで入っている言葉です。ビジネスの世界にもこのような枕詞があって、その語がなくてもいいけど、あるともっともらしく聞こえる言葉があるそう。それが以下の4つ。

  • 〜及び実行
  • 〜と推進
  • 全面的な〜
  • 圧倒的な〜 (34ページ)

「スケジュールの作成」と書けばいいところを「スケジュールの作成及び実行」「スケジュールの作成と推進」と書くと確かにちゃんとしているように思えます。ただの「成長できる仕事」って言うより「圧倒的に成長できる仕事」って言ったほうがいいし「サポートの充実」て言うより、「全面的なサポートの充実」って言ったほうがいい。

資料の図表は手書きにする

ちょっとトリッキーなテクニックだけど、図表を手描きにすると素晴らしいアイデアのように見える。(39ページ)

プレゼンテーションの資料を作っていると、なんかパッとしないなぁ、と思うことがあるかもしれません。そんなときはこのテクニックを使えば、アイデアが素晴らしいものっぽく見えるかもしれません。

SLEEPの要因分析(40ページより)

お詫びメールにはコツがある

社会人になれば、どんな人にもお詫びする状況はやってきます。でも、お詫びについて筆者が言うには、

お詫びというのは誠心誠意行動するしかなく、安易にテクニックで済ますものではない。ものではないが、やっぱりテクニックは、ある。

と述べている。実際にどういうものがあるのでしょうか。

慌てる

例)「す、すいません!急いでお見積書をお送りいたします。」

改善案)「すいませn急いでお見積りをお送りいたsます」

人間、相手がすごい慌てていれば「何かこの人にのっぴきならない状況があったんだろうな」と想像を働かせて同情の気持ちが湧きます。そんな人間心理を利用したテクニックがこれ。

慌てて変換すらおろそかになっている雰囲気をあえて見せている点が素晴らしいw

「iPhoneから送信」をつける

例)大変失礼しました。急いで状況を確認いたします。もうしわけありません。 iPhoneから送信

iPhone利用者しか使えないけれど、出先から慌ててメールを返信したように見せるという高等テク。ひらがなを多くして変換する余裕もない感じを出すのがミソらしいです。

本書を読んでいると、実際は大したことないけれど「それっぽく見せる」という、良いのか悪いのかわからない仕事術が随所に書かれています。ビジネス書ってけっこう意識が高く、レベルの高い常人離れした人しかできないよっていう方法論が書かれているものが多いですが、ほんとにすぐに使えるテクニックが満載で、ふつーに読み物としても面白いです。

これを読んで、ちょっとだけ仕事のやり方を変えてみてはいかがでしょうか?

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